アイメッセージは相手に表現を与える

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只今、対等な人間関係を築くために
親やリーダーが知っていると良い最初の1歩
をお伝えしています。

 

▼No.1 コミュニケーションがしにくい相手ってどんな人?

▼No.2 アクティブリスニングは相手に表現を与えること

▼No.3アクティブリスニングがしにくい3つの理由

▼No.4吐き出しワークが必要な3つの理由

▼No.5あなたメッセージでは人が育たないたった1つの理由

 

 

今回は『アイメッセージは相手に表現を与える』をお送ります。

 

本当の主張の仕方、自分の伝え方がわからない

あなたメッセージで育った私たちは、本当の主張の仕方、自分の伝え方がわからない、言えないと言うことがあります。

人に教えたい!人を導きたい!ないしは、人を導く立場である方は、前回お伝えしました「あなたメッセージ」の裏メッセージを伝えたいと思っていませんよね。
本当に伝えたいことを、伝えていこうとするのが軸対話
です。

 

軸対話の実践者は、自分が正直でいることの心地よさや、お互いに心が通う楽しさを実感していると言うこともあり、子どもたちに表現を与えたいと言う想いもあります。
心理学や心のことが浸透しつつある今、「過去を癒しておかなければ、アイメッセージは言えない」と、思い込んでいる方もおられますが、もう少し気軽に考えてみませんか?

あなたメッセージは、判断言葉なのでわかりにくい。

あなたメッセージは、言葉を投げた人は相手に通じると思っていますが、相手には理解しにくい言葉です。
判断言葉は、一人一人違うイメージを持つんです。
あなたメッセージの一つ一つに注目してみてください。

 

(あなたは) 勉強しなさい!=指示
(おまえは) 指示した通りになぜできないんだ!=尋問

 

なぜ勉強しなさい!といいたくなるのか?

  • 親が仕事のことを考えている。
  • 集中して読みたい本がある。
  • 夫婦で話したいことがある
  • 子どもがテレビを見ている。

など…

単純に、子どもが勉強していないから、言っているとは限らないのです。
判断言葉は、その言葉を聞いた人、人一人一人、描いた状況が違います。

 

例えば、赤い車がマンションの近くに停車しています。

  • どんな車ですか?
  • どんなマンションですか?
  • どんな停め方ですか?
  • 誰が乗っていますか?

 

聞いた人により違うはずです。
どなたかと話してみてください。^^

判断言葉は、判断する前を見ている

例えば、「こうした方がいいよ」という提案のあなたメッセージは、何かを見て聞いて判断した後の言葉です。

「こうした方がいいよ」と思ったのは、何を見て、どう考えて判断した言なのでしょう?
そして実際は、どっちが困ってるから提案したのでしょう?

相手に伝わるということは、相手のどんな行動が、あなたにどんな影響があり、そしてどんな感情を持っているのか伝えるから伝わります。

これは誰もが、相手を困らそうと思って生きているわけではない、という性善説ではありますが、相手を信じて実践してみてもいいと思いませんか?

まず困っていることを、実況中継してみませんか?

例えば
指示した通りになぜできないんだ!と言う上司。
部下は、できない自分がダメなんだと思いやすい。
ダメというより、仕事を効率よくしてほしいだけですよね。

実際は、上司は部下に、理想の「してほしい行動、得たい結果」があり、理想通りでないことで何か困ることがあるんです。
ならば、どの行動がどんな影響があるから、どんな風に困ると言うことを伝えた方がいい。

 

もう少し具体的に説明します。

例1:まとわりつく子供の場合

まとわりつく子どもに困る

疲れて帰ってきたお父さんに、まとわりつく子どもに対して
「あっちに行ってなさい!」と言うと、
イライラの言葉だけが伝わり「嫌われた」と思う。

でも実際は、嫌っているわけではないですよね。
「お父さん疲れててね、今膝の上に乗られると、ゆっくり休めなくて困るんだ」と、今の自分の状況を実況中継するように言うと、嫌われたと思わず、この行動をやめればいいんだと伝わる。

 

 

例2:教室でおしゃべりが止まらない生徒に対して

学級崩壊寸前の小学5年生のクラス担任になった方がおられました。

子ども達は、おしゃべりを止めない。
歩き回る、走り回る、遊びまわる状態で

先生、皆んなに教えたいな~
聞いてほしいな~
結構、準備してきたんだよね。
皆に伝えたいな~
伝えられないのは悲しいな~

と実況中継を続けたところ
子ども達は10日で静かになったそうです。

 

 

例3:夕食準備中に、話しかけてくる子供に対して

夕飯の支度時に話しかけられて困る

ママと話したい子どもが、夕食を作っている時に声をかける
「ねーねー」「危ないでしょ」と言われると嫌われたと思いやすい。

でも実際は、子ども達のために作っているので嫌っていませんよね。

今、下の子が機嫌のいい時に集中して作らないと、皆と楽しく食べれなくなって悲しいの。
「えーでも」
「そっか、今、お話したいんだね。うーん、やっぱり今、作ってしまいたい」
「わかった」
「ありがとう」この後、お母さんの手の空いている時間を見つけて話すようになったそうです。

 

 

このように反発の言葉や、相手は相手を困らせていると知らない場合もあるので、アイメッセージを伝えた後は、相手の話を聞くことも大事ですし、場合によっては話し合いになることもあるでしょう。

 

親や上司、大人が正直であること、同じ人間として困ることがあることを伝えると、相手に伝わりやすい。
ということもありますが、自分自身が清々しく、心が軽やかで居れます。

そしてあなたの周囲の人たちも「ああいう風に言えばいいのか」と、表現の仕方を学べます
家庭や職場、同じように軸対話ができるメンバーが多ければ多いほどしやすいですが、まずは一人からでもできると人は少しずつ変化します。

アイメッセージは難しいという場合

アイメッセージの効果はよくわかった、でも難しいとよく言われます。
多くの人が「イヤだ・困った」状況では、沢山のイヤが混在しています。

  • どの出来事が、本当のイヤかわからない。
  • どっちが困っているか、わからない。
  • どんな感情が本当なのか、わからない。
  • どんな影響があるからイヤなのか、わからない。
  • どんな価値観や思い込み、フィルターが邪魔しているか、わからない。

そう…
自分自身のことが、本当にわからないんです。

 

前述しましたが、相手に分かりやすいアイメッセージを伝えてると、相手はそれに対してイヤかイヤじゃないかを考えればいいだけでよく、本当は今、その時で完結します。

しかし、いつも「あなたメッセージ」を言われて「相手がなぜそれをいうのか?」よくわからない言葉を聞いて育っていると、相手のことばかり、または、なぜ相手から嫌われるのか?ばかり考えていて、自分自身のことが置き去りになっています。

なので、正直が何か?素直が何か?どれが本当の気持ちなのか?わからないんです。

そういったことから、しな軸では、軸カウンセリングや吐き出しワークをしながら、本当の自分自身を見つけて表現することを学びます。

 

まとめ

あなたメッセージは判断言葉でわかりにくい。
自分を実況中継すると、無意識の行動が意識しやすくなり伝わりやすくなる。

相手に分かりやすい表現にしましょう!
わかりやすいというのは、誰が聞いても同じ場面が描けるということです。

 

親や上司、リーダーは、教えなければいけないこともあります。
そんな時には、教えが届くタイミングを知っているといいですね。
次回です。

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