心についてーvol.6ー対話で育つ家族関係や子どもの未来

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軸対話の実践では、
子どもに教えることが極端に減りますが、
心が伝わりやすく心が通い合うようになります。
不思議ですよね。

 

軸対話は、こんなシンプルで大丈夫なのか?!
正直、川西も最初は思いました。

 

もっと効果的な質問をしたり、
誘導したりした方がいいのではないのか?!
と、思ったのです。

 

 

ですが軸対話の元になっている
この本を読んだとき、

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本当の意味で実践できたとしたら
こんな家族関係やこんな子どもになるんだ
と言う驚きがありました。

これからどんなことになるのか、
是非試してみたいとも思いました。

 

 

軸対話で対応する家族関係はどうなり、
子ども達がどうなるのかをお伝えします。

 

民主的な家庭や社会の一員になる

軸対話は、子どもとは上下関係を作りません。
対等な関係を作っていきます。すると
家族関係はどうなるのでしょう?
(軸対話の基であるゴードンメソッドの調査結果をお借りします)

 

家庭のビジョンとして

今日の産業界は、「職場の民主主義」「民主的なリーダーシップ」「参加型の経営」が従来の権威を大切にする経営に勝る、と高らかに謳っています。親たちに、次のように言えないわけが、どこにあるのでしょう。

 

誰にも価値があるお互いを大切にし、みんなの意見が歓迎される。何かを決めるときはみんなで参加し、罰を恐れずに文句を言ったり批判したりできる。そんな家族と暮らすことは、どれほど素晴らしいことか」

家族全員の同意のもとに家庭を運営すること、リーダーシップを親の特権であるかのように独占する代わりに、それをみんなと分け合うこと、子どもに対しては、軍隊の上官のようにではなく同じレベルで接することーーーーーそれらがどんなに素晴らしいものかを伝えていくこともーーー大切なことなのです。

以上、心を伝える21世紀のコミュニケーション P142より

 

民主的な家庭や職場というのはこのようなことです。

どう思われましたか?

 

軸対話では、子どもとの上下関係を作りません。
対等な関係を作っていきます。
だからこそ自分自身の意見や考えが磨かれていきます

 

ですが、不安になりませんか?

 

子どもと上下関係がなくて
相手を尊敬したり尊重する心は育つのか!?
という不安です。

 

子どもと同じレベルで親が話したとしても
子どもは親を見下すようなことはしません

子ども達はこうなります。

 

軸対話で育つ子ども達の調査結果

軸対話で育つ子ども達はどうなるのでしょうか?
(軸対話の基であるゴードンメソッドから調査結果をお借りします)

 

その内容は、新種の若者ビジョンとして、記載されています。
私はこれまでに、数多くのこのような子ども達にあっていますが、彼らは本当に驚くほど「違いのある」子ども達でした。簡単に形容することは難しいのですが、次のような性質が見られます。

  • 協力的である(卑屈ではない・従順ではない)
  • 思いやりがある(自己中心的ではない・軽率ではない)
  • 主張する(攻撃的になったり苛立ったりしない)
  • 自信がある(恐れたり心配したりしない)
  • 自己管理する(依存や奮闘を必要としない)
  • 率直である(嘘をつかない・屈折していない)
  • 頼りになる(頼りなかったり責任感がなかったりしない)
  • 自発的である(抑制されたりコントロールされたりしない)
  • 優しい(暴力的でない・攻撃的でない)
  • 自尊心がある(下品でない・控えめでない)
  • 愛情深い(冷たかったり、よそよそしかったり、気持ちを隠したりしない)
  • 慈善的である(無慈悲ではない・無感情でない)

他にも彼らを形容詞1語では表せない性質をもっています。

  • ︎自分の欲求が満たされることを確かめるが、それが相手にとって好ましくない影響があるかどうか、気にかける。
  • 周囲で起こっているあらゆる不正に対して、とても敏感である。
  • ︎自分が家庭で扱われているように友人を扱う。聞き上手で、よき相談相手、よき対立者、よき問題解決者である
  • ︎年齢の割に分別があるがじつに子どもらしく、楽しく、愛らしく、遊び心がある。
  • ︎自分の欲求が満たされることを望んでいるが、自己中心的ではなく利他的で、慈善的である
  • ︎他人を必要とすることが少ない(依存的でない)が親友をもっている。友人を作りやすい。
  • ︎笑われることや他人に何と言われるかと言ったことを恐れない他人にすぐに従うことはなく、より個人主義的である
  • ︎自分の体験や感情、考え方についてオープンである
  • 未知のものに対して比較的大胆で、既知のものにしがみつかない
  • 高度な自己受容。そのままの自分を受け入れるが、変化や自己の向上にも柔軟に対応する。
    以上、心を伝える21世紀のコミュニケーションP143より

ほんまかいな(ノ゚ο゚)ノ、、と驚きました。
ここまで立派なことはなかなか難しいのでは
ないかとも思いました。
でも違いました。可能なのです。

 

 

安易にこれを目指しましょう!
と伝えたいのではなく、これらは、
大人が子どもの「こころを育てたい」と
思った時のゴールではないでしょうか?!

 

従来の方法では成し得なかったことが
普段の対話を大切にすることで成し得るのです。

 

 

普段の対話を大切にすることの
重要性や可能性は伝わっている
でしょうか?

 

もともと人間に備わっている素質は素晴らしい

子ども達の特徴を記した文章を
もう一度、よーーーくご覧ください。
上記は、軸対話で育った子ども達のデータです。

 

一方、子ども達に規律や規制をかけて育つと
どんな風に育つでしょうか?

詳しくは↓↓↓↓

 

これらの中には、人が性格と呼んでいるものが
いくつかあるのではないでしょうか?

 

軸対話で育つ子どもの特徴と
力を使って育つ特徴を比べると

性格だからどうしようもないと
思っているいくつかのことは、軸対話で

いくらでも変化するものであると考えられませんか?

 

そしてあなたの中には、
もともと備わっている
素晴らしい素質があります

 

親が力を使わずに対応すると
子どもの可能性は
いくらでも広げることができるのです。

 

軸対話のある家庭は、個性的になる

不要な思い込みや先入観のない対応である軸対話では、信頼関係が築かれるので、親が本当に大切だと思っている価値観は引き継がれます。(但し、思い通りではなく心通りです)

 

例えば、親の価値観の違いとして

  • 体を動かすこと何より大切
  • 日々音楽や芸術があることが大切
  • どこでも生きていけるサバイバル力が大事
  • 活字が大好き、知識好き
  • とにかく健康第一
  • キャラクター大好き
  • 植物や自然が大好き、など

各家庭によって大事にするものが違います。

 

ということは、
各家庭毎の個性豊かな家族が
どんどん増える
ということです。

なんだか、、、楽しいですよね。

 

但し、なんども言いますが、
親の思い通りになるのではなく
心通りに育ちます。

 

シンプルなやり方を伝えている軸対話ですが
「人間関係でやり方を学ぶ必要なんてない」
という方がおられます。

 

やり方は本当に必要ないのでしょうか?
次回検討します。

 

追記

軸対話の実践は、親の思い通りではなく、
右斜め上がりのまっすぐにも成長しません。
螺旋階段を登るように行きつ戻りつ
親の期待を裏切る成長を見守ることの面白さがあります。
軸対話を学んだ研究員さんたちも子育てを楽しんでいます。

 

「こころとは何か?」特集記事

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