心についてーvol.3ー教育的側面から考えてみる

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PTAの役員になった時、子育て環境に窮屈さを感じている人が多いことに気づきました。

そこで子育てを取り巻く他人の目が、どうなっているのかの実態を知りたくて、教育委員会の仕事や、地域の教育委員会の会議に出席するようになりました。

そういった場に参加していると「最近の子どもには規範意識が欠けている」「親が甘いからじゃないか⁈」という発言が多いのです。実際の親には厳しい人も多いし、愛情がないとも思えない。子どもも私たちの頃より大人しいように思うのだ。

どの親や子を見てそう思うのか?
なぜ甘いというのか?
なぜ、そのように思うのか?

 

といった疑問が起こり、世の中の人を深く知りたくなり、地域の人と話したり「こころの教育」について調べることにしました。
そうしていく中で、世の中は「”しつけ”なければいけない」と思っている人が多いことを知ったのです。

 

この記事を読んでいるあなたも

「子どもは“しつけ”なくても良い」と言われた場合に、違和感を感じませんか?

「子どもは“しつけ”なければいけない」と思っていませんか?

 

もしそうであるなら、
あなたも親であることにしんどさを感じていたり、
子育てを窮屈に感じているのかもしれません。

本当に「”しつけ”なければいけないのか?!」
無尽蔵ということも困るけれど、
”しつけ”とはどのことを言っているのか?!
もっとのびのびと子育てはできないものなのか?!

 

色々と思うところはありますが、
まずは今の日本の教育について調べたことをお伝えします。

 

親も教師も子どもたちも、世の中から責められることを恐れている

未来を担う子どもたちのために

  • 大人は何ができるのだろうか?
  • どんなサポートができるのだろうか?
  • どんな教育をすればいいのか?

と、試行錯誤している人は多いのではないでしょうか?

 

そして今の子育て環境の中で、

  • 「ちゃんと育てなければ!」と必死になっている人
  • ネグレストとして、子育てから距離を置きたいと考えている人

が、少なからずいます。

親と親を取り巻く環境と人々。
一見、正反対のように見える現象も根底には、
子どもに何かあった時、将来を案じたり、
世の中から責められることを怖がっている
と言うように感じます。

 

どうしたら日本は親子にとって、
心地良い環境となるのでしょうか?

そこを紐解くためにも、心を教育の側面から考えてみます。

 

教育といえば、学校教育

多くの日本人は、日本の学校教育を受けて育ちました。
楽しかった人もいれば辛い経験をした人もいるでしょう。

 

学校は知識を学ぶ場ですが、社会に適応して生きるために「こころの教育」をする場でもあるようです。

私たち40〜50代の世代は「一人はみんなのためにみんなは一人のために」という標語のようなものの記憶があるのではないでしょうか?

 

教師は子ども達に「思いやりの心を育てたい」「目上の人を敬う心を育てたい」と思っている。

 

最近ではこれらが育っていないと思われる事柄が起こると、近所から通報があり、しっかり指導するようにとも言われるようです。この現状を聞くと、個人的には、大変な役目だなと思います。

 

「こころ」を育てるための情操教育や道徳など、色々な体験も含め、授業にも工夫がされています。それでも教師が思う「こころ」には育っていないようですし、教師の役目に「こころ」を育てることを背負わせていいのかどうかも疑問が残ります。

 

自治体も子育てには熱心

自治体も、

  • 子どもの成長を支えたい。
  • 高齢化するシニア世代を支えたい。
  • 人の繋がりを大事にしたいと存在している。

世の中には「子育てに関わりたいと思う人が多い」ということを2007年PTAの役員になった時に、遅ればせながら知りました。

 

孤立する子育て、孤独な親を支えたいと思っている人は多い。

しかし、その「想い」を知ると同時に、現実の「子育て世代」とは、うまく繋がっていないことが多いとも実感しました。

様々な人たちがいる

関わりたい人たちは「心をただ支えたい」と思っている人から「教えたい」と思っている人まで様々です。当事者である親も地域との関わりがあって「楽しいという人」や地域の人の言葉で「傷ついている人」まで様々でした。

人と関わることで楽しさも、辛さも経験する可能性はありますが、地域のおじさんやおばさん達は、付き合ってみると本当に優しい人が多いです。なので自治体の取り組みはチェックして、参加できるものは参加した方が良いですよね。^^

 

*様々な人たち同士、どう関わりあうのか
その関わり方にスレ違いが起こっているのです。

 

 

文科省も「こころの教育」を推進しており、各学校や各地の教育委員会も熱心に取り組んでいます。学校と教育委員会、自治体は連携しています。

それは「こころの教育」は、文科省の通達でもあるからです。

 

「こころの教育」を国はどう考えているのか?

文科省は「生きる力」を育てることが大切だと言っている。

学校の教育は文部科学省の指導要領を元に各学校で指導方針がある全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では「学習指導要領」を定めています。
「学習指導要領」とは、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めたものです。

詳しくは↓↓↓↓

上のリンク記事を読んでいただくと、ここ最近は、生きる力を育てよう!としているということが分かりますね。

 

文科省が推奨している生きる力、育成すべき資質や能力についてこのように記されています。

 

常に個人一人一人の「人格の完成」と、「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質」を備えた心身ともに健康な国民の育成があるべきである。

 

詳しくは↓↓↓↓

 

ということは、一人一人のマンパワーを高めたいし、主体的であることを願っていると考えられませんか?

一方、各地方の学校での「こころの教育」の必要性はどうなっているのでしょうか?更に掘り下げてみましょう。

 

地方の「こころの教育」とは?

「こころの教育」として検索してみると、各自治体、各著名人が様々な意見を言っている。

こころの教育の必要性としては、、、

価値観の多様性、個人主義化、情報化社会での享楽への抑制が効かない。

倫理観や正義感にかける。

自然が減って感動する力に欠ける。

社会環境が変化する中で、いじめは減らない、暴力行動がある、そして教師や親の指導不足や教育力の低下などあげられている。

だから「こころの教育が必要だ!」

社会環境が変化する中で何かの影響を受け

「心の教育が必要なんだ!しっかり教え指導しないといけない!」
「学校だけではなく家庭、地域が一丸となって教えないといけない!」

と声高に、言われるのではないでしょうか?

 

そして、自治体にしても学校にしても、

  • 正しいことを教えなければ
  • 規範意識を高めなければ

となっています。

規範意識とは、いわゆる”しつけ”なければいけない、です。

 

今の日本は、この国の「社会システムの中で生きる力」を育てようとしています。
それを推進するために、地方では「もっと教えなければ!」となっています。

 

これで本当に「心」は育つのでしょうか?

 

(”しつけ”について興味がありましたら”しつけは要らない”シリーズをお読みください)

 

「心を教育する」ために、国は社会は、何を教えようとしているのでしょうか?

規範意識、正しさを教えなければならない。

なぜそうなるのでしょう?

 

 

この場合「心」とは一体何を指していると思いますか?

 

「こころを育てなければ!」と想いながらも、
心は目に見えないものです。

だからこそ、「心」という言葉を使いながらも、
漠然と話していたり、行動しているのではないでしょうか?

 

これまでに、「心」を説明する機会はありましたか?

また納得のいく「心」の説明を、聞いたことがありますか?

「心とは何か」を、明確に答えられる人は少ないと思うのですが、いかがでしょうか?

 

 

「こころとは何?」が明確でなくても、「こころの教育」はしないといけないと思っている人は多いのです。

また子どもの素行が悪ければ、正さなければいけないし、指導しなければと躍起になっている人が多いのが現実です。

 

ということは、『「心」は “行動” に現れていると思っている』ということでしょうか?!

  • よくない行動をするのは心が育っていない
  • 暴力や万引きは、心が曲がっているからだ
  • 正しい行動をさせるために、教えなければならない

教育の現場や、国や社会の取り組みの中では、「こころとは  “行動” を指している」ように思えます。

 

色々検索していると「知情意=こころ」として、
知識・感情・思考が行動を決めるとなっています。
だから、行動を正す必要がある。
そこには「行動を正すことは、心の正しさに繋がる」
という図式が、浮かび上がります。

 

なぜ、このような図式になるのでしょうか?!
心理学者の意見を採用しているからではないかと、思われる記述があったので次回、心理学的側面で「心とは」を掘り下げていきます。

 

 

後記

「こころの教育」に関して多くの人が携わっているし、世の中は優しい人も多い
それでも世間の目が怖いという意識改善が進展しているように思えないのは、規範意識を高めなければと思っている人が多いことや世間は怖いと思わせておきたい人がいるからなのでしょう。

学校や世の中を相手に「心」を検証するには、対象があまりにも漠然としている。親にしても子どもにしても国が見ている人と地方が見ている人では違う。

例えば、国が見ているのは子どもの目指す未来であるし、地方が見ている人は、今現在、学校教育についていけない人を漏らすことなくみようとしている。

その中で「こころの教育」について語るのは難しいく、ただ言えるのは、正しさを教えようとしてお互いの心が疲弊している現場があるように思えるのは私だけでしょうか?!

 

まとめ:

  • 子どもに関わるどの人も、子どもの心が育つことを望んでいるし、人の心を大事にしたいと考えている人が多い
  • ”しつけ”と”押し付け”の違いが起きていることに気づいている人は少ない。
  • 文科省は世界の中の日本としてどんな人材を育成したいのかを発表している。
    その想いは地方に降りて来た時点で少しずつズレており、地域の自治体になると、ほぼ理解不能になっている。
  • 決して国の回し者ではないのですが、軸対話は”生きる力”をつけています
    それが繋がって理解できる人が現時点では少なく歯がゆいのですが、軸対話のできる人が増えなければ、どうしようもないんですよね(^^;
  • ただ言えるのは、考え方は浸透していないけれど、自治体で動いている人たちは優しい人が多く、実際は今の親を責めたい人は少ないので、もっと周りの人を信じて頼ってもいいと思います。
  • 日本人は愛情深く優しい人が多い、、と思う。

 

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